その外壁塗装、高くない!?外壁塗装の相場はいくら?

皆さんこんにちは!

外壁の塗装をお考えではないですか?

基本的に新築から15年程度で、塗り替えのタイミングが来ます。

大体その位のタイミングで、怪しい塗装業者が飛び込みの営業に来たりします。

しかも「雨漏りが~」とか、「普通のお宅はこの築年数なら、とっくに塗り替えを行ってますよ」とか、不安を煽って営業をしてきます。

確かに、築年数が経過しているのなら、絶対に塗り替えを行った方が良いです。

ですが相場などを知らずに、業者の言われるがままに依頼をしてしまうのは、後から後悔をする原因になってしまいます。

この記事では、塗装における最低限の知識や相場をご紹介していきます。

目次

塗装の種類

一言に「塗装」と言っても、様々な塗料の種類があります。

もちろん、塗料の種類によって値段も違えば、性質や特徴も違います。

大きく分類すると、塗料は下記の4種類が主流となっています。

・アクリル系

・ウレタン系

・シリコン系

・フッ素系

塗料種類耐用年数金額/㎡おススメ度
アクリル系3~5年約1500/㎡×
ウレタン系5~10年約2000/㎡
シリコン系10~15年約2500/㎡
フッ素系15~20年約4000/㎡
耐用年数と金額はおおよその参考値です。使用塗料や環境により変わります。

それでは、一つずつ見ていきましょう!

アクリル系

アクリル樹脂を主成分とする塗料です。

一昔前は人気の塗料でしたが、他のシリコン系やフッ素系の台頭により現在では外壁塗料の主流からは外れてしまっています。

もし、業者から勧められても候補からは外すべき塗料だと思います。

アクリル系の長所

・扱いやすい(ほとんどが1液性の塗料の為、初心者にも扱いやすい。DIY用として販売されている塗料の大半は、このアクリル系です。)

・費用が低い(他の塗料に比べて、安価です。)

アクリル系の短所

・耐久性が低い

・紫外線に弱い

・ひび割れが発生しやすい

・湿気を取り込みやすい

アクリル系の総評

総合的に見ると、コストパフォーマンスが悪いと言わざるを得ません。

塗料自体は安価でも、その他の費用である人件費や足場代は他の塗料と同じく掛かってしまうからです。

ですが、耐用年数は数年持てばいいから安く済ませたい。という方にはオススメ出来る塗料となります。

ウレタン系

名前の通り、ポリウレタンという物質を主成分としています。

ポリウレタン自体は、塗料だけではなく断熱材や接着剤、衣類などにも使用されています。

メジャーな塗料の1つと言えるでしょう。

ウレタン系の長所

・比較的安価

・種類が多く、汎用性も高い

・高い弾性があり、ひび割れが発生しにくい

・仕上がりに光沢が出て、カッコいい!(高級感がある仕上がりになります)

ウレタン系の短所

・塗膜と外壁間に熱がこもり、膨張・剥離する可能性がある

・紫外線の影響を受けやすい

・耐久性は高くない

・コストパフォーマンスが悪い

ウレタン系の総評

アクリル系を少し良くしたような印象の塗料です。

耐用年数も仕上がりも、アクリル系よりは良いが、その分金額もアクリル系より少し高くなってしまいます。

シリコン系

金額や耐用年数など、総合的に見て非常にバランスの取れた良い塗料です。

今現在、使用されている外壁塗料のほとんどがシリコン系の塗料です。

シリコン系の長所

・耐候性や耐水性が高く、外部の悪天候にさらされる外壁や屋根に適した塗料と言える

・耐熱性が高い

・汚れが付着しにくい

・透湿性があり、外壁材の早期劣化を防ぎやすい

・コストパフォーマンスに優れている

シリコン系の短所

・アクリル系やウレタン系に比べると値段が高い

・素人がDIYで施工するには扱いにくい(知識や経験が必要)

・弾性がやや低く、ひび割れすることがある

シリコン系の総評

今現在、使用されている外壁塗料としてはスタンダードな種類です。

一般的な工務店や塗装屋さんに、塗り替えをお願いした場合、何も言わないとシリコン系にて見積もりが出てくると思います。

迷ったら、シリコン系を選んでおけば間違いないでしょう。

フッ素系

今回ご紹介する中で、一番高価であり、耐用年数・耐候性も一番高い種類の塗料です。

蛍石を原料とした、フッ素樹脂を配合した塗料です。

フッ素系の長所

・耐用年数が長い(耐久性、耐候性が高い)

・汚れが付着しにくく、雨で汚れを落としてくれます

・光沢が長持ちします(20年でわずかに10%ほどしか減少しない。シリコン系は10年ほどで一般的に約20%の光沢減少が生じる)

・耐薬品性が高く、酸性雨に強い

・藻やカビが付着しにくい

フッ素系の短所

・非常に高価

・塗膜が固い為、ひび割れが生じることがある

・親水性が高い事が長所でもあるが、それが災いし再度の塗り替えの際には、塗料の密着性性を妨げる恐れがある

フッ素系の総評

非常に耐久性はありますが、高価なのが難点です。

フッ素系の中にも種類があり、金額的にシリコン系の2倍近い金額になってしまうこともあります。

ですが、仕上がりも非常に綺麗な状態が長続きします。

予算に余裕があるのであれば、お勧めしたい塗料の一つです。

外壁塗装の総額はいくらになるのか!?

それでは結局のところ、外壁の塗り替えの総額はいくらになるのでしょうか?

総額は下記の累計で求められます。

・外部足場代

・養生費用

・高圧洗浄費用

・塗料代金

・外壁以外の塗装部分(破風板や軒天など)

・シーリング打ち換えがあれば、シーリング代

・廃棄物処分費用

また、お家の形状により塗装する面積も変化します。

一般的な延べ床面積から算出される、外壁面積と推定総額は下記となります。(概算です)

延べ床面積推定塗装面積推定総額(3000円/㎡のシリコン系の場合)
30坪110~170㎡約60~100万円
40坪145~220㎡約80~130万円
50坪180~280㎡約100~160万円
60坪220~340㎡約120~200万円
おおよその概算値です。

以上が、おおよその外壁塗り替えにかかる費用となります。

注意していただきたいのは、敷地や建物の形状によって外部足場の金額が大きく変わってくるところです。

また、コーキングの打ち直しの有無によっても変わってきます。

外気温の関係や、雨季なども金額に関係してきます。

まとめ

長々とご説明させて頂きましたが、大事なことは下記の2点です!

・最低限の知識を持つ。

・1社ではなく、複数社に相見積もりを取る!

2番目の「複数社に相見積もり」が一番重要です

金額的にも、営業さんの人柄的にも一番良いと思った業者さんへ依頼をしましょう。

下記の「プロヌリ」さんでは、無料で外壁や屋根塗装のお見積りを行えます。

ぜひ、この機会に見積もり依頼をしてみて下さい。

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ここまで読んで頂き、ありがとうございました!!!

皆様が良き外壁塗装業者さんに出会えることを、願っています!^^

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やっぴー
一級建築士。現役の設計士兼現場監督です。リフォームや耐震改修も得意です。
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