皆さん、こんにちは!
やっぴーです!
今回は数年間、工務店に勤務し数々のお客様の声を耳にしてきた経験から、【吹き抜け】を設けるべきか否かについて書いていきたいと思います。
まずは私の結論から言ってしまいます!
吹き抜けは設けるべきではないと、考えています。
その理由についてもご説明させて頂きます。
- 吹き抜けを設けるべきでない理由
- 吹き抜けの種類
- その他の吹き抜け失敗事例経験談
- 結論
吹き抜けを設けるべきでない理由
ご自分のお家をお任せする工務店やハウスメーカーが決まり、打ち合わせ段階では「開放的な吹き抜けを設けてたいな~」とか、「大きい吹き抜けを作って、シーリングファンも付けて快適に~」などをお考えになるかと思います。
しかし、ちょっと待って下さい!
かなり大事な所を忘れてはいませんか?
皆さんが忘れがちな盲点。。。
それは、掃除です!
この掃除が大変なんです><
吹き抜けの上部には、光を取り入れるために窓を付ける事がほとんどです。
また、シーリングファンもほとんどの方がつけるでしょう。
一般的な住宅の天井の高さは2m40cm程度ですが、吹き抜けともなると3m~5m50cmを超える高さになります。
一体誰が、その高さまで掃除にいけるのでしょうか・・・。
半年もしないうちに、シーリングファンの上や窓枠の上は埃が積もります(´;ω;`)
脚立で届く高さでもなく、2連梯子でないと上まで届きません。。。
「私、高いところ平気です!」って方でも、かなり怖いと思います。
私も、お客様のアフター点検で何度か、2連梯子で登ってみたことがありますが、めちゃくちゃ怖いです(笑)。素人さんにはオススメできません・・。
掃除の度に、プロを呼ぶことになってしまいます。
ただ後述する、2階部分の廊下と一体になっている吹き抜けならば、2階廊下部分から柄の長い物で届くかもしれません。
ですが、吹き抜けの手すり部分から、身を乗り出すことになるので、余りオススメは出来ません(´;ω;`)
吹き抜けの種類
吹き抜けにも、2階部分の四方が壁になっている形状と、2階部分が2階廊下と一体になっている形状があります。
前者の、四方が壁の場合ですと、梯子や足場と設けなくては、吹き抜け上部の掃除は出来ません。
後者の2階廊下と一体になっている吹き抜けですと、柄の長い物で何とか掃除ができる可能性があります。(身を乗り出すのと危ないですが><)
その他の吹き抜け失敗事例経験談
それでは、私が実際にお客様からご相談を受けた事例をご紹介いたします。
・2世帯住宅で1階親世帯、2階子世帯としたお客様
こちらのお客様は階層により親世帯子世帯を分ける計画をしました。
そのなかで、2世帯ではあるが、両世帯の存在を共に感じ、「一つ屋根の下に住んでいる事を感じて生活したい」と、言うご要望から、かなり大きな吹き抜けで上下階の空間を繋げました。
お引渡しして、しばらくは何事もなかったのですが、次第に両世帯の生活時間のズレから「夜までうるさい」とか、「話し声が聞こえてイライラする」など、不満が出てきてしまいました(´;ω;`)
吹き抜けを塞ぐ工事はできますが、多大な費用と工事によるご迷惑もおかけしてしまいます。。。
ですので、上下階を繋ぐ吹き抜けを設ける際は、物音や声が筒抜けになると言うリスクを覚えていて頂きたいと思います。
まぁ、打ち合わせ段階ですと新築に夢が膨らみ、そこまで考えられないのかもしれません。担当の営業さんや設計さんも、そういったアドバイスをしてくれるとは限りません。。。
本当は住宅のプロである、営業さんや設計さんがアドバイスできなきゃダメですよね。。
結論
結論としまして、吹き抜けはオススメはしません!
しかし、絶対にダメとも言いません!
実際に開放的で気持ちがいいです!
ですが、掃除のリスクと音のリスクを考慮の上、決めていただければ夢のマイホームでの失敗を減らせるのではないでしょうか。
このブログが誰かのマイホーム作りの手助けになれば幸いです!
それでは、また次回!
ありがとうございました!
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