家のお悩み!基礎編

皆さんこんにちは!

やっぴーです!

今回はお家における、一番下の部分。基礎についてやっていきたいと思います。

なお、このブログでは専門知識のない方でも理解して頂けるように、難しい専門用語などは極力使わずにご説明していきたいと思います。

現在の住宅の基礎といえば下記の2種類がスタンダードです。

1、布基礎

2、べた基礎

では、それぞれの特徴などを見ていきたいと思います。

目次

1、布基礎

布基礎は断面図(縦に切った状態)でみるとこの様に、T字型になっています。

写真の図は、押さえコンクリートと防湿シートで地面からの湿気を遮断していますが、コンクリートを施工しないパターンもあります。

押さえコンクリートは、防湿が主な役割のため、構造的な役割はありません。

そのため、家の荷重を布基礎のフーチング部分で受ける構造となります。

また、地面からの湿気を防ぐ為に、防湿シートと押さえコンクリートを施工していますが、T字型基礎と押さえコンクリートの継ぎ目から湿気が上がってきたり、押さえコンクリートを打たない場合はダイレクトに湿気が上がってきてしまいます。

一方のべた基礎を見てみましょう。

2、べた基礎

べた基礎は布基礎と違い、立ち上がり部分及び、地面に接する部分全てにコンクリートを施工します。

布基礎の様に、フーチングという部分がなく、家の荷重を地面に接するコンクリート部分の面でささえる形となります。

布基礎と違い、地面に接する部分を1回のコンクリート施工で完結させてしまうため、湿気による被害を受けにくいのも特徴です。

双方を比較すると下記の図のようになります。

どちらが良いのかは、一目瞭然ですね。

当然、構造的にはべた基礎の方が有利となります。

地震に対しても、その他の地盤に関する事柄からみてもべた基礎の方が有利です。

それでは「じゃぁ、全部べた基礎でいいじゃん」と、思ってしまうかもしれませんが、布基礎があるのには理由があります。

それは、コストが安いからです(笑)

想像がつくとは思いますが、べた基礎の方が単純にコンクリートの数量が多いです。

また、施工するのに手間もかかってきます。

今現在、ほとんどのハウスメーカーさんや工務店さんはべた基礎を採用していると思います。

事実、私が工務店勤務時代に、べた基礎以外を施工したことはありません(笑)

しかし、ローコスト住宅などでは、未だに布基礎を採用しているところもあります。

おそらく、そういったローコストメーカーさんでべた基礎にしようとすると、追加料金がかかってくると思います。

結論

結論だけ言ってしまうと、べた基礎の方が良い構造です!

しかし、金額の兼ね合いなどもあるかと思います。

また、布基礎だから悪いのか!!と、言われるとそうでもありません。

強い地盤の場所に、建設する分には全く問題ありません。

詳しいお話をすると、地盤保障やコンクリートの強度、鉄筋が入ってる間隔なども関係してきます。それについては次回以降にお話させて頂きたいと思います。

では、今回はこの辺で(^^)/

ありがとうございました!

やっぴー
一級建築士。現役の設計士兼現場監督です。リフォームや耐震改修も得意です。
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